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このような症状でお悩みの患者さまの原因は下記の４つの原因が考えられます。

考えられる原因

（1）着色が原因

タバコやコーヒー、ワインなどの嗜好品により、被せ物は着色し、色が茶色っぽくなってきます。被せ物をされた素材により着色しやすいものがあります。
保険の範囲内で治療された場合は、ほとんどが色が変わってきます。

（2）歯周病で歯茎がさがってきた場合

歯周病になると、歯を支える骨が溶け、歯茎は退縮し下がってきます。
歯茎が下がってくるので被せ物をしている部分と歯茎に境目ができ、金属部分が見えてきます。
そのことにより被せ物の色が変わってきたようにお感じなられる場合があります。

（3）磨き過ぎが原因

被せ物の表面を、強い力で磨き続けた場合や、研摩剤の多く入った歯みがき粉で歯を磨き続けた場合にも色が変わってきます。

（4）プラスチックの被せ物をしている場合

プラスチックの素材で被せ物をしている場合、非常に色が入り込みやすく、着色しやすなります。

一般的な医院での応急、治療法

「被せ物の変わってきた」とご相談された場合、ほとんどの医院では、ご希望があれば被せ物をしなおします。
しかし、お選びいただく素材によってはまたすぐに色が変わってまいります。

吉本歯科医院の治療、考え方

「被せ物の色が汚くなってきた」というお悩みでお越しになられた患者さまにはまず、なぜそうなったのか？という原因からご説明させていただきます。

上記の(1)〜(4)の原因のうち、全ての原因が当てはまる場合もあり、間違ったブラッシングだけが原因だったという場合もあります。
大切なことは、なぜそうなったか？ということをきちんとご説明したいということです。

この部分を治療を実際に受けられる患者さまにご理解頂けないとどんなにいい治療をしても原因を取り除かなくてはまた同じ症状が出てくる、という悲しいことになってしまいます。

「被せ物の色が変ってきた」━吉本歯科医院での治療法例

（1）着色が原因

保険の範囲内でお選びいただく素材では、被せ物の色は必ず着色し変わってきます。
吉本歯科医院では、次の５つの点を考慮し、患者さまに「かぶせ物」「詰め物」の種類をお選びいただいております（すべて自由診療）。

1. 接着、細菌の侵入度合い
2. 将来的な色の変化
3. 形態変化（強度）
4. 見た目の美しさ自然さ
5. 金属アレルギー

（2）歯周病が原因

歯周病の程度にもよりますが、歯周病治療（ワンステージフルマウスディスインフェクション）により細菌除去を行ないます。
被せ物を安心かつ、着色など審美的にも美しいものにつけかえをします。

（3）歯の磨きすぎ

正しい「ブラッシング指導」を行い、ご希望であれば被せ物のつけかえを行います。

（4）プラスチックの被せ物をしている場合

被せ物をセラミックなどの、着色が起こらない素材に付けかえを行います。